1月前半のご報告

皆様、今になりましたが、輝かしい新年をお迎えのことと心よりお慶び申し上げます。
本年も、よろしくお願い申し上げます。

1月前半は、ご案内の通り、コロナ対応に力を尽くした2週間となりました。

4日より仕事始め、5日は名瀬漁協の初セリと青果市場の初セリに参加。
この頃より、コロナ感染拡大の傾向が徐々に強まってきました。

多くのご来訪やこちらからのご訪問など、面会の予定がキャンセルとなる中、
市役所庁内や5市町村でのウェブ会議を経て、独自の「奄美大島コロナ警戒レベル」を、
5日㈬には現行の3から4へ、翌6日㈭には最高度の5へと引き上げました。
医療従事者の感染・濃厚接触などによる、医療機関の逼迫が起き始めていたためです。

これまでにない感染の急拡大で、県に相談しながら様々な支援の依頼を考えておりましたが、
8日には県独自の「緊急事態宣言」が奄美大島5市町村向けに発令されました。
医療体制・保健所体制の強化に加え、飲食店向けの時短要請も出されました。
11日から2週間の時短要請に、多くの飲食店の皆様がご協力いただいておりますこと、
感染拡大の防止につながる大切なご判断であり、心より厚く感謝申し上げます。

10日からの週も様々な予定が変更となる中、12日には公明党ティダ委員会がオンラインで開催され、
奄美群島9首長が参加、私も新年度奄振予算確保のお礼を申し上げ、
コロナ対策(医療・検査・搬送体制の強化、経済の下支えなど)、教育のICT化について、
国のさらなる支援を要望させていただきました。

この頃、県が発表する陽性者の数は比較的落ち着いてきましたが、毎日庁内で情報共有しながら、
検査体制や自宅待機者への支援の充実に向けて、担当部署を中心に奔走しておりました。

コロナで影響を受けた事業者や働く方々への経済下支え、生活者支援については、
市議会各会派から、要望書や新年度予算要望を頂き、参考にすることができました。感謝いたします。

この週、市内でも県の無料化事業としてのPCR検査会場が続々開設され、
私も15日㈯にはパソラボ社による文化センターでの検査会場を見学、
この日は同センターで医療従事者向けワクチン3回目の集団接種も開始されました。

また、木下グループ社によるPCR検査キット無料配布につきましては、
本市においては2000個ものご配慮を県より頂き、配布の面では、
薬剤師会のご協力を頂いて、各薬局にて配付をしていただきました。

コロナ感染も徐々に収束へと向かいつつある、という認識を持ち始めていた矢先に、
16日未明、津波警報が発令されました。多くの市民の皆様が高台へと避難、市内は騒然としました。

詳細は改めて記しますが、朝7時半すぎに注意報に切り替わるまで、不安で眠れなかったかと思います。
海底火山の噴火による、空気の振動で起こった津波という、観測史上初めてのケース。
普段は想定できないようなあらゆる事態に対応する、大変だけど大事な行政の働きを実感しつつ、
全力で対応に当たらせていただいた2週間でした。